2002年1月19日(土) 宗次郎コンサート(きららさん)


宗次郎 生音コンサート  オカリナ.アンサンブル 
 〜 オカリナ.エチュード 〜

1月19日(土) 高槻 現代劇場 (中ホール)18:00開演


   オカリナ 宗次郎

   バイオリン 今井博子

   チェロ 笠原あやの

   コントラバス 斎藤 順

   グランドハープ   斎藤 葉    

   サウルハープ(ミニハープ?)

  少し風が強く 寒い日です。
  高槻現代劇場には、初めて来ました。
  市内から少し離れているからでしょうか・・?道路沿いにありますが、近くにお寺なんかが有って、
  静かな感じです。
  今日の聴衆の方々は 年輩の女性が目立ちました。  男性の方も多いです。
  今回は、若い方が少なかったようです。  でも 着物姿の若い女性の方もいました。
  宗次郎ファンの人は老若男女、年齢の幅が兎に角広いです。

  今回の私の席は13列目やや左よりです。  少し宗次郎さんが遠い‥。
  関西発の生音 コンサート!  600席があっという間に完売したそうです。

  初めての宗次郎さんの生音コンサート!  期待と不安が‥
  本当にオカリナの音色が綺麗に聴こえるでしょうか?
  今までの ツアーコンサートとは 違う何かがある‥
  期待に胸を膨らませ、開演時間を待っていました。

  アンサンブルの方々が、楽器をそれぞれ持って登場されました。 
  流石にハープだけは、はじめから 置いてありましたが‥ ^^;
  そして、宗次郎さん登場! 黒のサテンの上着に黒の革のパンツ‥薄い藤色のTシャツの様なシャツ
  メンバーの方々も黒い衣装です。 

                〜 第 1 部 〜

  1 イタリアーナ.シチリアーナ

  2 Taivas on sinien javalkoinen(空は青く、白し)

  3 Soi kunniaksi luojan

  4 鳥の歌

  5 ハンガリーのメロディ

  6 アベ.マリア

  7 いくつしみ 深き

  8 まきびと羊を

  9 クリスマス

 10 朝の祈り(オリジナル)

  ここ 中ホールは クラシック専門ホール。 木の壁が オカリナの音色を美しく、響き渡らせています。
  生で聴く オカリナの音色は、本当に綺麗です。
  マイクを通すと宗次郎さんのオカリナでも、高い音だときつく感じていたので、今日は本当に気持ち
  良いです。
  オカリナの音色が耳だけでなく、身体中に響いてきます。
  他の楽器もそれぞれの特徴が良くわかります。  バイオリンの高音の響き、チェロの優しい響き、
  ハープの華麗で優雅な響き・・。
  特に コントラバスの低音の響きは、凄いです。 会場中に響き渡っていました。
  コントラバスがこんなに存在感のある楽器だなんて、今まで、気がつきませんでした。 

  1曲目の「イタリアーナ.シチリアーナ」でもう 身体中が熱くなってきました。
  オカリナの優しく、美しい音色が、私を 包み込みます。

  1曲目の「イタリアーナ.シチリアーナ」から三曲目の「Soi kunniaksi luojan」までは、とても切なく
  哀愁に染みた曲。 何だか目頭が熱くなってきます。

  4曲目の「鳥の歌」から6曲目の「アベ.マリア」までは、チェロ、バイオリン、ハープとのデュエットです。

  「鳥の歌」は、カザルスが愛したことで有名な曲‥ピース、ピースといいう鳥の鳴き声が平和を願って
  鳴いているように聞こえる‥。
  物悲しくも美しい曲‥自然と涙が‥。
  「ハンガリーのメロディ」は明るい曲ですが、バイオリンの高音がどこまでも響きわたり、オカリナの低い
  音色が、切なく感じました。
  「アベ.マリア」 ハープの音色が、優雅さをかもしだしています。

  7曲目の「いつくしみ深き」から10曲目の「朝の祈り」までは教会音楽。
  聴いている内に 心が、段々洗われていきます。
  宗次郎さんが、奏でる「いつくしみ深き」を聴くと ある方のお宅に置いてあるスイスオルゴールの音色が
  甦ってきます。
  オルゴールの音色とオカリナの音色が重なっていきました。
  9曲目のクリスマスは、静かな曲ばかり続いたので、

  「‥ 気持ちよくおやすみになって、おられる方がいるので 目覚ましの曲として明るい曲を演奏しました。」 
  
  場内からは笑い声が‥

  そして第1部の最後の曲の前に、オカリナについて説明されました。
  オカリナの作り方、吹きかたなど‥
  宗次郎さんが、ド.レ.ミ‥と吹かれただけでも、会場から拍手されたので、

  「ドレミ‥で 拍手されるとは‥」

  宗次郎さんのツッコミに場内からは、また笑い声が‥とても和みました。

  10曲目「朝の祈り」は宗次郎さんのオリジナル曲。
  まだ、誰もいない教会で、今日一日の平和と無事を祈って‥
  朝霧が晴れ、陽の光がステンドガラスにあたり、色彩鮮やかなガラス絵が輝いている‥。
  宗次郎さんのオカリナの音色が、ホール一杯に、響いて‥。


     < 休憩 15分 >
  
  〜 第 2 部 〜

  今度は白い柔らかい絹の様なジャケットとスラックスで、宗次郎さんが、登場。

  1 「ハナサク ハル」
  縄文人が、長い冬が終わり 待ちわびていた 春の訪れを喜んでいる
  春の暖かい陽ざしで、野の花が咲き、冬眠していた 蛙くん達も目ざめ‥
  鳥や虫たちが、一斉に活動しだしました。
  人や動物たちもが、春の喜びを歌っているような感じの、とても明るく、リズミカルな曲 ♪

  宗次郎さんも、アンサンブルの皆さんも、とても楽しそうに演奏しています。 

  2 「水心」   オカリナ ソロ 
  天からの贈り物そして命の源 
  清らかな 水の流れとともに‥ 透明感溢れる 宗次郎さんのオカリナの音色で、私の心を 
  潤していきます。

  3 「赤とんぼ」
  夕焼けに染まった、稲の刈り取りの終わった、田んぼに赤とんぼが、舞っています。
  とても懐かしいこの曲を聴くと、心がほんわかします。

  オカリナで聴くとジーンときて、心安らぎますが、宗次郎さんによると、オカリナで吹くには、とても 難しい
  曲だそうです。
  低音部から高音部まで有るし‥誰でも知っているので、間違えられない‥。
  できるなら、コンサートでは吹くのは避けたいけれど、アンケートによると リクエストが一番多いので‥。
  宗次郎さんのお話しに会場からは、小さい笑い声が‥
  クラシック等、名曲には オカリナ用の曲が無いので、オカリナに合った曲が作りたかった‥
  オリジナル曲の方が吹きやすい‥このような、お話もされました。

  4 「夜の森から」  オカリナ 、 チェロ 
  宗次郎さんがオカリナのオリジナル曲を作りはじめた時の曲。
  シーンと静まりかえった、深い森の夜‥皆、眠りについて、風に揺れる木の葉の音だけがしている‥。
  どこからか ふくろうの鳴き声が、聞こえてきます。

  オカリナの高音とチェロの低音の響きが、相まって、神秘的な音色です。

  5 「白夜の森で」
  静かな白夜の北欧の森‥
  斎藤さんのグランドハープ、小さなサウルハープの音色が、優しく響き渡っています。
  私は、サウルハープの音色を初めて、聴きましたが、小さいわりに良く響きます。
  とても優雅な気分になりました。        

  6 「聖なる乙女」   オカリナ、 コントラバス
  教会音楽独特のゆったりした曲が、純粋無垢な少女の心の様に浄化されていくような‥
  斎藤さんのアレンジで、CDとは少し異なり また雰囲気が、変わります。 
  宗次郎さんの小鳥のさえずりのような音色と、コントラバスの低音の響きが、交わって、
  身体中に染みていきます。

  7 「太陽と月に照らされて」
  緑豊かな屋久島の自然、ある初夏の一日鳥達は歌い、森の動物達は踊りあかしています。
  夜更けまで、カーニバルは続いています。
  心がウキウキするような、陽気なリズム ♪

  ここで、メンバーの紹介‥「本当はもっと前に紹介する予定でしたが、遅くなってしまいました‥  」と、
  宗次郎さんが照れながら、メンバーの方々を紹介されました。

  そして、もう 最後の曲‥
  8 「天空のオリオン」
  凍てつくように寒い真冬の夜空‥
  ふと、見上げると そこには、満天の星空が・・その美しさは ‥
  今日は流れ星は現れませんでしたが、 宗次郎さんのオカリナの繊細な音色が、何処まででも響き、
  そして アンサンブルの皆さんの 美しい音色に 包まれて、心の中に 満天の星空が、流れ星が
  現れました‥。

  会場に来ている皆さんも、とても感動されたようで、拍手の嵐でした。
  鳴り止まない拍手が、やがて アンコールへの拍手に変わった時 宗次郎さんが、再び登場されました。

  アンコール
  「凪」  オカリナソロ
  あの白い大きなオカリナの素朴な音色が、会場に響いて心がほんわかしてきました。
  何故か また熱いモノがこみ上げてきました。

  そして、本当に最後で、最後の曲。
  「夢」
  美しい音色に酔いしれ、夢の世界へ‥
  涙をこらえるのに必死です。

  曲の合間にされる曲の説明やお話も、宗次郎さん独特の素朴な語り方がほのぼのして、安らぎます。
  昨年の相次ぐ悲惨な出来事に、宗次郎さんも心を痛められ、今年は、そんな不幸が起きない事を祈って、
  音楽で、少しでも心が、癒せるなら、そんな想いも込めて、演奏していると‥。

  演奏が終わると同時に会場からは、割れんばかりの拍手が、沸き起こりました。
  宗次郎さん達も満足した表情でした。  宗次郎さんは、両手を合わせてお辞儀をされました。
  宗次郎さんが花束を受け取られ、去られた後も暫くは拍手が 鳴り止みませんでした。

  今日のコンサートは、セットも何もなく、5人だけのシンプルな演奏でしたが、生音コンサートは、
  今までのツアーコンサートとは、やはり 違いました。
  一つ一つの楽器の音色が良く聴こえ、とても気持ち良かったです。
  全員で、演奏の時、低いオカリナの音色の場合、他の楽器の音色に隠れて聴こえ難いときもありましたが、
  それもほんのちょっとです。
  高音のオカリナの音色は、他の楽器よりはるかに会場中に響いていました。
  宗次郎さんも マイクの距離を気にしないで良いので、とても気持ちよく 吹いている感じでした。
  宗次郎さんは、今日の公演にはとても満足したということで、このコンサートを録音されたテープを
  持ち帰られたということでした。

  よく東儀さんが、雅楽の演奏を耳だけで聴くのではなく、身体全体で、皮膚が、細胞が聴いていると
  言っておられますが、今日の生音 コンサートも 耳だけでなく、 身体全体で 聴いている感じでした。
  オカリナの音色が、細胞まで染み渡っていった感じです。

  コンサート終了後 外に出ても寒さなんて、全然 感じませんでした。
  何時まででも 身体が温かったです。
  いつまでも 余韻が消えませんでした。

  今度は森の中での生音 コンサートが聴きたいです。
  鳥達とのジョイントも綺麗でしょうね‥。 




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