2002年4月12日(金) 伍 芳(ウー・ファン)コンサート2002(きららさん)

2002年 4月12日(金)大阪 サンケイホール19時 開演

     伍 芳(ウー・ファン)コンサート2002   「 花 様 芳 華 (かようほうか)」 

  

  西宮の「堀江オルゴール館」で、すっかりくつろぎすぎた為、開演時間ギリギリになってしまいました。
  ホテルに戻って、荷物を置いておく時間がありません。開演まで後10数分‥
  リッツカールトンホテルからはほんの2〜3分の場所なのに、入り口が分りません‥(ーー;)
  通りすがりの人に道を尋ね、何とか入り口に到着!

  ‥コンサートホールというより 普通のビル‥??
  エレベーターのところに沢山の人‥サンケイホールは、ビルの3階にあったのです!
  サンケイホールに到着! 神戸国際会館ホールとは違いかなりこじんまりしていました。
  ロビーが狭いのが難点‥少し古くなった映画館って感じです。^^;
  まだ開演まで少し時間があったので、CDを買いました!
  コンサート終了後にウー・ファンさんとの握手付きでーす。(^^)
  そして、会場内へ入っていきました。 
  私の席は前から4列目、右よりです。 席につくと、本当に映画館のようです。
 
                〜 1部  〜

  古筆(こそう): 伍 芳(ウー・ファン )
  ヴァイオリン、ピアニカ、パーカッション: 中西俊博
  ピアノ: フフェビアン.レザバネ  
  キーボード :長尾行泰
  ギター: 井内 求生                                                
 
  真っ暗い会場の幕があがり、スポットライトを浴びたウー・ファンさんの姿が浮びあがりました‥。
  ピンクのチャイナドレス・・銀の糸で刺繍された龍の模様がライトに照らし出され、キラキラ輝いています。

  色々な色のライトに浮ぶ演奏者達‥
  幻想的な世界です。

  ☆ 紅楼夢(こうろうむ)

   中国の長編小説の一つ‥口中に玉を含んで生まれた貴公子と、病魔に蝕まれた純粋無垢な
  少女の悲恋の純愛物語調に歌い上げたもの‥

  ☆ 竹田の子守唄

  京都地方の民謡‥

  古筝‥日本のお琴にそっくりですが、その音色はまるでハープのような‥ 
  「紅楼夢」、「竹田の子守り唄」は哀しい感じの曲ですが‥
  古筝の何とも優雅な音色が哀しさを和らげてくれるような‥
  それにウー・ファンさんが古筆を弾いている、しなやかな腕や手の動きが、まるでタイ舞踊を踊って
  いるみたいです。 
  その姿は‥息を呑むほど美しかったです。
  中西さんのピアニカ、ヴァイオリンの音色が、優しく覆っていく感じ‥

  ☆ 流星(ながれぼし)
  
  満天に輝く星空に 一瞬流れる星に願いを‥ 

  この曲の時に後ろに設置してある、もう1台の古筝にウー・ファンさんが移動。
  今度は立ってソロで演奏です!
  背景も夜空に‥

  ウー・ファンさん1人の演奏ですが、古筝の音色がときにはギターのように、ハープのように、
  色々変化していきます。
  何とも美しい音色です。
  優しいお琴の音色に包まれていると、一瞬 流れ星が‥


  ☆ 香港夜色U
  
  日本から香港に向かう船で‥甲板に出て、ふと夜空を見上げると そこには果てしない星の海‥
  
  少し肌寒い春の潮風を受けて見る 満天の星空‥
  古筝の優雅な響きをピアノが優しく羽織っています。

  この時背景も星空に‥もううっとりです。


  ☆ Powder Sand 

  今度は明るい感じの曲です!
  
  南の島の夕暮れの海辺で、トロピカルフルーツを‥

  ピアノ、ギター が陽気に ♪
  古筝の音色が跳ねています ♪

  また、ウー・ファンさんが、前の古筝の位置に移動
  少しチューニングをされ、次の曲へ‥

  ☆重逢 (再会)

  大事な人が亡くなりました‥。
  その人と夢のなかで再会する美しい場面‥ 目が覚めると夢だった‥。

  切なくも美しい曲。
  古筝がハープの様に‥ピアノ、ヴァイオリンの音色が切なさを一層惹きだして‥

  阪神淡路大震災で最愛のお姉さんを亡くされた、ウー・ファンさん・・
  今でもお姉さんのことは忘れてはいません。
  心の中で、会話し、夢の中ではいつも会っている
  お姉さんはいつも美しい笑顔で‥

  ウー・ファンさんは一曲づつ解説されますが、この曲が一番思いがこもっているのか‥
  「重逢」の解説の時は少ししんみりと‥

  涙を耐えるのに必至です。

  ここで、1部は終り

           〜 休憩 〜

          〜 2部 〜

  拍手の中、今度は真っ赤なドレスでウー・ファンさんが登場。
  胸元の金の刺繍がキラキラ輝いて‥ 同じ布で出来たショールを肩に流して‥


  古筝 :ウー・ファン   
  ヴァイオリン、パーカッション:中西俊博 
  キーボード: 井内 求生      
  篠笛、パーカッション: 狩野 泰一
  ピアノ :フェビアン.レザバネ

  ☆ 童心

  子供の頃は夢と好奇心で溢れ、新しいことを発見する度にワクワクしながら、夢中になったもの‥
  色々な子供の頃の楽しい思い出と、そんな子供の時純粋な気持ちの頃を思い出して‥

  CDでは、古筝のソロですが、今日のコンサートでは、ピアノとの共演。
  ピアノの優しい音色ではじまり、古筝の優雅で繊細な音色が調和していって‥
  古筝の飛び跳ねるようなリズミカルな音色が、子供の頃、野山を駆け回っていた無邪気な頃を
  思い出していく‥。

  ここで、ピアニストのフェビアンさんの紹介。
  フェビアンさんの流暢な日本語に、会場は驚きの歓声‥
  「僕は、日本人です!父がインドネシア人、母が日本人です。 100%日本で生活しているので‥」
  ウー・ファンさんは、フェビアンさんに
  「姿勢が良いですね!あだ名が確か‥"天皇陛下"と‥」会場はどっと笑いの渦に‥
  フェビアンさんは、少し照れながら、「‥そうです。」会場はまたまた笑いの‥

  ウー・ファンさんが、「ピアノの音色が、とても繊細で優雅ですね。」
  フェビアンさんが「そうですね‥本当はウー・ファンさんの古筝を弾く姿を見習って、腕をこうして‥」と、
  ウー・ファンさんの古筝を弾く姿を真似てピアノを弾く格好を‥
  「こうすると、音がなめらかになるんですよ。」
  ウー・ファンさんは照れながらも笑顔で、「ありがとうございます!そう言っていただくと‥」と言いながら
  腕をタイ舞踊のようにジェスチャーして‥
  このトークに会場はとても楽しい雰囲気になっていきました。

  ☆PURPLE SUNDOWN(古筝ソロ)

  ピンクと紫の空をバックにした、ゴールデンゲートブリッジが描かれた1枚の絵葉書から生まれた曲。
  この曲は3部構成
  1部と2部は都会のめまぐるしさを‥
  2部はスローテンポで、都会の喧騒から離れ、高層ピルの屋上から夕日を眺めている‥

  本当に早いです!(ロックみたい!)都会のあわただしさが‥ウー・ファンさんの手の動き、
  目がまわりそうです。^^;
  一転してとってもゆっくりした感じに‥ほっと一息ついて!
  またまた激しくなっていきます。
  屋上で一息ついた後、また都会の喧騒に戻っていく‥

  いつの間にか他の演奏者も位置についています。
  ウー・ファンさんは、前の古筝のところへ移動。

  ☆ Purple Sundown

  ヴァイオリニストの中西さんが作った曲。
  アイルランド民謡を‥
  ヴァイオリンの哀愁溢れる音色が琴の音と相まって、アイルランドの、のどかな牧草風景が浮かんできました。

  ☆ 粧台秋思 (しょうだいしゅうし)
  
  中国の4大美女の一人で漢の元帝の宮女。政略結婚の為に無理やり異郷の地に‥
  一人化粧台に向かって 遥か故郷を想いを寄せる‥

  切なく哀しい感じの曲ですが、古筝、ヴァイオリン、篠笛の音色が壮大な中国の風景を想い描く‥

  ※篠笛‥形は龍笛を長くした感じですが、音色は尺八に近いです。

  曲の説明の後、篠笛奏者の狩野さんとウー・ファンさんの、漫才のようなトーク合戦!
  ウー・ファンさんが、「狩野さんは佐渡からお越しです。何分かかったのですか?」
  狩野さん、少し困った顔をして「何分ですか‥? えー自宅から港まで車で一時間、港から新潟港まで‥
  ?時間、新潟空港から大阪空港まで2時間、大阪空港から‥ 」
  「さー問題です!分に直すとどのくらいでしょう?」
  ウー・ファンさん、困ったという表情‥
  すかさず、狩野さん、「今日はホテルから5分できました!」 会場は爆笑の渦です。(^^)
  後、狩野さんの衣装などのことなど、楽しいトークタイムでした。 


  ☆終曲

  元は「コンセプチュアル・オペラ〜孫悟空〜」の1曲。
  作曲家の松野さんが会ったことが無い、ウー・ファンさんのお姉さんをイメージして作った曲。

  優美でアジア的な旋律‥
  ウー・ファンさんの古筝が哀愁をおび‥
  流れるような琴の音が、天国にいるお姉さんを想って奏でている姿に熱きモノが‥

  次の曲に移る前に、狩野さんが不思議な楽器を手にされていたので説明をされました。
  花瓶のような?壷にも見えます。
  叩くと「ぼこぼこ」と鈍い音がします。
  ‥楽器の名前は、忘れました! ゴミンなさい。(__)

  ☆ ジャカランダ

  ジャカランダはメキシコの植物、樹木はとても大きく枝が傘の様な感じで開いている。
  生い茂る緑の葉の間から、可憐な紫の花が顔をだしている‥ 

  とても陽気な感じの曲。
  ウー・ファンさんの古筝、中西さんのヴァイオリン、パーカッション!
  狩野のさんも笛を吹いたり、太鼓をたたいたり忙しいです。(^^)
  あの不思議な楽器も登場!(とてもリズミカルです。(^^);)
  それぞれの楽器の音色が踊っています♪
  演奏している皆さんも、とても楽しそうです (^.^)

  「道浪漫」で訪れたメキシコの風景が甦ってきます。
  民族衣装を着たウー・ファンさんと中西さんが、楽しそうに踊っていた姿が‥

  最後の曲にいく前にウー・ファンさんが、「少しチューニングします。」と‥
  ウー・ファンさんがチューニングしながら、中西さんとトーク。
  中西さんが楽しくお話されているのですが、チューニングに神経が行っているウー・ファンさんは、
  中西さんのトークに答えず‥
  中西さんがお話を終えると、「シーン」と自分で自分を突っ込んでいます。
  会場はそんな2人のやり取りに耐えられず、爆笑の海に‥(^^ゞ

  そしていよいよ最後の曲。

     

   六甲山から神戸の夜景を眺めていると、故郷の風景、両親の顔‥そしてお姉さんの姿が浮かんできた‥。
  会いたくてしかたがない、けれど‥
  そんな時に不思議なことが‥ 有るはずのない橋があらわれた‥
  その橋の美しいこと‥虹の橋ができていました。その橋は、故郷やお姉さんに通じている‥。

  切なくもとても美しい音色。
  ウー・ファンさんの琴の音が、私の心にも響いてきました。


  拍手の嵐の中‥何処からともなく「ウー・ファン、ありがとう‥」という声が‥
  ウー・ファンさんの目にも光るモノが感じられました。
  私の目の錯覚でしょうか‥? 滲んで、よくわかりません。

  鳴り止まない拍手、再び ウー・ファンさんが登場。
  中西さん、狩野さんも、全員集後です!

  アンコール曲
  ☆Magpies! Joke

  中西さん作曲のとても楽しい曲!
  もうノリノリです!CDとは異なり、このコンサート用にアレンジしてあります。
  始めに中西さんと狩野さんが色々な笛を出して、即興で小鳥のさえずり合戦!
  様々な小鳥が囀っています♪
  まるで、森の中の早朝風景。
  楽しそうな2人の演奏に身体が、ウキウキ! (^^)
  そして、全員で演奏。
  ウー・ファンさんも身体が揺れています。♪
  カントリー調のジャズ風‥?(^^)

  楽しい演奏に会場は、拍手喝采です!
  そして拍手が止み静寂な空気が‥
  本当に最後の曲です。
  ウー・ファンさんが歌いながら古筝演奏。
 
 ☆但願人長久
  
   もともとテレサ・テンさんが歌っていた、中国では、大変有名な曲。

  ウー・ファンさんの透き通るような声が会場に響いています。
  古筝の流れるような音色が優しく包んでいきます。

  ウー・ファンさんの後に大きな白い幕が‥
  そこにウー・ファンさんの幼い頃から学生時代、そして現代の写真が映し出されていきます。
  CDのジャケットも‥
  お姉さんと一緒に写っている何枚かの写真が映し出されると、ウー・ファンさんの歌声と絡まって、
  熱いものが込み上げてきました。

  割れんばかりの拍手が止み、ウー・ファンさんが階段の足を一歩降ろすと、お爺さんが大きな声で
  「おやすみ!」、もう一歩降ろすと「ご苦労様!」と掛け声が‥もう一歩降ろしましたが、今度はしません!
  まるで、コントのような光景に会場からは笑いが・・でも同時に拍手もおこりました。
  このおじいさんの掛け声に、ウー・ファンさんはとても感動されたようです。 
  とても温かいものが流れました。

  そしておばあさんが、小さなブーケをウー・ファンさんに手渡しました。
  おばあさんは恥ずかしいのか、花を渡すとさっさと自分の席に戻っていきました。

  このシャイな‥けれども勇気のあるこのおばあさんにも拍手が‥
  
  ウー・ファンさんの、とても嬉しそうな表情が忘れられません。

  感動の内にコンサートは終わりました。
  コンサートというよりライブ感覚でした。
  楽しくも感動したコンサートでした。

  コンサート終了後、待ちに待った握手会!
  ドキドキだけれど、温かい物が溢れ、長い行列が幾つもの階段に続いていましたが、
  余韻に浸っている間に自分の番に‥
  ウー・ファンさんは前の人達ともとても気さくに話されていたので、つい私も心地よい雰囲気に押され
  「道浪漫、楽しく観させてもらいました‥」と話をしてしまいました。
  (東儀さんの時には下を向いてしまったのに‥)
  グリーンでバラの花の刺繍をされたチャイナドレスが眩かったですが、ウー・ファンさんの優しい笑顔、
  柔らかい手の感触がいつまででも‥とても幸せ気分になりました。

  ウー・ファンさん、狩野さん、中西さん、他の演奏者の方々も楽しい一時をありがとうございました。





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