2002年5月25日(土) 胡麻の里に流れるモーツァルトの調べ‥(きららさん)
 
  【 2002 初夏の かやぶきコンサート in かやぶき音楽堂 】 開演11:00

           ザイラー ピアノデュオ.ピアノ連弾曲 連続演奏会

           〜  ヴォルフガング.アマデウス. モーツァルト 〜

  雲一つない快晴のもと 胡麻の里へ‥
  胡麻の集会場に車を停めて、そこから10分ほど、心地いい5月の風を受けながら
  「かやぶき音楽堂」を目指して歩いていきます。
  鮮やかな、山々の深い緑の山に透き通った青空、畑ではジャガイモの花が咲き、
  みずみずしいキャベツが今か、今かと収穫を待っています。
  モンシロチョウが飛び交い、小鳥達が元気に囀っています。
  ある農家では、カブの水洗い作業をしていました。
  都会の人達にはそんな農村の風景が珍しいようで‥前方の女性グループがまるで、
  童心に返ったような感じで、楽しそうに歩いていました。
  ようやく「かやぶき音楽堂」に到着。
  ツツジがまだ綺麗に咲いていました。

  若い人達や外国の方達もきていました(年々増えてきています)。
  皆さん、駅からかなり歩かなくてはいけないのに、疲れた表情は見せず、楽しそうに
  雑談しながら、開場時間を待っています。
  開場と同時に私達は3階へ‥
  目の前は梁が何本も交差しているので、ザイラーさん達は見難いですが、ピアノの音色が
  よく響くし、何て言ったって、お行儀が悪くても(寝転んだり、寝ながら覗き込む‥^^;)気に
  しなくていいので、気に入っています。

  開演時間になりました。
  携帯電話の電源を切る、などの注意事項がスタッフの方よりありました。
  そして、他のコンサートホールでは絶対に無い注意事項が‥
  「2階、3階席の人は決して足を投げ出さないように‥」この言葉に会場からは、笑い声が‥
  
  ドラの音の合図と共に、ザイラー夫妻の登場。
  ザイラーさんは、甚平の上着のような衣装に黒いスラックス。  
  和子さんは、モスグリーンのレースのジャケット、フレアスカートに白いレースのブラウス‥
  和子さんは、何時見ても綺麗です。

  ザイラーさんより今日のプログラムについてのお話。
  いつもながらのユニークな解説に、開場は笑いの渦です。
  「今日は掛け合い漫才のようにして弾きます‥。」と最後に付け加えられました。^_^;

     ☆ ソナタ イ長調 kv 331(2台のピアノ用)
      
       ※ アンダンテ  グラシィオーゾ (8曲の変奏曲)
       
       ※ メヌエットとトリオ

       ※ ロンド  トルコ行進曲付き

 
  ザイラーさんと和子さんが2台のピアノに、向き合って弾かれました。
  二人で並んで弾かれる連弾とはまた雰囲気が変わり、穏やかな海の様にお互いが、
  ひいてはかえす波の様な感じです‥。

    穏やかな昼下がり‥干潟で子供達が泥んこになりながら遊んでいます。
    小さな蟹が穴から顔を出しています。
    そんな小さな蟹と戯れる子供達の無邪気な笑顔が‥
    波に陽が反射してキラキラ輝いています。
    そして夕陽が海を照らし始めた時‥
    子供達の姿は何時の間にかなくなり‥
    波音だけがこだましています‥。
  
  ザイラーさん夫妻の弾く「トルコ行進曲」はまるで、ステレオ放送のように右から左から‥
  折り重なって、聴こえました。
  フジ子さんの演奏とは、また違った雰囲気がありました。


  ★マックス.レーガー: ☆モーツァルトの主題による 変奏曲とフーガ
               
               アンダンテ グラツィオーゾ

  1 リステッソォ テンポ    2 ポコアジタート   3 コンモート   4 ヴィヴァチェ

  5 クウァジ プレスト     6 ソステヌート    7  アンダンテグラツィオーゾ

  8 モルト.ソステヌート

              フーガ   アレグレット  グラツィオーゾ

  演奏前にザイラーさんより、マックスレーガーについて説明されました。
  沢山の作曲家の中でもあまり知られていない‥
  あまり演奏されないので、初めて聴く人も多いことでしょう‥ というようなことも、お話されました。

  今度は二人並んでの、いつもの連弾演奏です。
 大人の世界の雰囲気が漂う感じです。

    ヨーロッパの或る国の古城を訪れ‥
    秘密の花園のような薔薇園を散策。
    薔薇園を抜けると、今度は巨大な生垣のような迷路に遭遇。
    なかなか出口にたどりつけない‥段々不安になっていきます。
    何とか出口にたどり着きました。
    ほっと一安心。
    夕陽に照らし出された、並木道をお城へと歩いていきます。
    日が暮れる前に何とかお城に到着。

    暖炉の火にあたりながら、紅茶を一口‥
    初めて訪れた土地で、長かった散歩を想い出しています。

  しっとりした感じで始まりましたが、所々で力強く弾かれるので、身体にズンズン響いていく
  感じでした‥。


  長かった様で、短く感じた第1部が終了しました。
  感動の拍手の中、ザイラー夫妻は外へ‥ 
  曲の合間の拍手がないので、何処かちょっぴり寂しい感じがしました。


                 〜 休憩 20分 〜
  何時ものように、シナモンケーキと玄米ワインがセルフサービス(ハーブティーも有ります)で
  配られました。
  この時「ケーキは必ず一切れづつ!」と強調されました。
  またまた、笑いがおこりました。(^^)

  外へ行かれる人、お弁当やおやつを広げる人々で、なごやかな雰囲気に‥
  もうピクニック気分です!
  早速、私達も出店で買ったお弁当、笹もちを広げて‥
  私は、たけのこご飯のお弁当です。美味しかったです!(^^ゞ  
  ワインを飲みながらだと食欲も進みます。
  笹もちをデザートに‥ ここでしか味わえない絶品です! (^。^)


  二部の開始のドラの音と共にザイラーさんご夫妻、今回のゲスト ピアニストの石田愛子さん、
  松坂由美さん(黒のパンツルックと黒のドレス。ドレスには、大きなオレンジっぽい赤の花柄
  模様があります)も拍手に迎えられ登場。

  ザイラーさんより2部の演奏曲の説明、石田さん、松坂さんのご紹介後、演奏へ‥ 
  「‥この会場にオーケストラが入ると、人がはみ出してしまうので、ピアノでオーケストラ演奏の
  雰囲気を‥」と言われると、会場はまた笑いの渦でした。
  他にユニークなお話をされたのですが、よく覚えていません。 ゴミンなさい‥。^^;

  3台のピアノを使っての演奏です。
  ザイラーさんと和子さんが2台のピアノで向かい合い、1台を石田さんと松坂さんが連弾で‥。

      ☆ 2台のピアノとオーケストラの為の協奏曲
        
        変ホ 長調 KV365

        
      ☆ 4手のためのオーケストラ
        
        アレグロ
        
        アンダンテ
       
        アレグロ

  ピアノの四重奏は、とても壮大です。
  4人で奏でるピアノの音色はピアノのアンサンブル演奏のような‥
  時にはオーケストラ演奏のようにも聴こえます。
  3台のピアノの音色は微妙に少しづつ違います。
  オーロラのカーテンのような、広がりをみせていきました‥。
  流星群の様にピアノの音色がシャワーのように降り注いでいます‥。

  あるお城の舞踏会の場面が浮かんできました。
  美しい衣装で優雅に踊っている人々‥。
  暫し、お姫様気分になっていました。

  あっと言う間に2部の演奏が終りました。
  この華麗な演奏に拍手の波が起こりました。

  そしてアンコール曲「アイネ.クライネ.ナハトムジーク」を演奏。
  「お馴染みの曲です。 みんながよく知っている曲を弾く方が楽しい‥ 」と、言われ 
  本当に楽しそうに演奏されました。

  時折、心地よい風が吹き抜け、心が可憐に踊っています。
  優雅なモーツァルトの調べが 胡麻の里に響き渡っていきました。

  感謝の気持ちを込めて、盛大な拍手が、ザイラーさん、和子さん、石田さん、松坂さんに
  注がれました。

  人々は笑顔でおにぎりをほおばって、音楽堂を後に‥
  外に出ると、爽やかなそよ風が吹き、鶯も気持ちよさそうに鳴いていました。

  ザイラーさんご夫妻が自宅でサイン会を‥
  その優しい笑顔にサインして貰っている人々も幸せそうでした。




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